Peugeot's Lab.

※ 作業は自分自身のリスクにおいて行ってください。

コクピットフィルターの取付(断念)

うちの’01 StylePleinairに限らず、306シリーズにはポーレンフィルターが装着されていません。
そのため花粉の飛ぶ春先には、外気導入をためらってしまいます。
ところが、社外品には純正設定の無いものに対しても取付可能なものも発売されています。
ということで今回、早速取り付けてみることにしました。

今回用意したのは、仏JR社のアクティブカーボンフィルター。
品番は462。’93〜の306と、’91〜のCitroenのZXに対応することとなっています。


これが、そのアクティブカーボンフィルター。

取り付けは、既存のエアーダクトを取り外し、
フィルターのハウジングを、開口部に直接取り付けます。


まず最初にエアーダクトを取り外しますが、
それには助手席側のカバーを外さなければなりません。

カバーは、T20のトルクス2本で留まっています。


中央部のトルクスは、少し引っ込んだところにあるので、
ビスを落とさないように注意が必要です。


2本のビスをはずしたら、手前に引っ張るとカバーは簡単に外れます。


エアーダクトは、1ヶ所でクリップ留めされた後、ステイとバンドで押さえられています。

まずステイのボルトとクリップを外し、ダクトのクリップを外してから、
バンドを外しますが、バンドの上部側も嵌め込まれていますので、
写真のようにクリップ外しなどで引っ張り抜いてください。


全部のボルト、クリップを外し終わったら、ダクトを引き抜きます。

ダクトとボディの間には、防水用?のシートが貼り付けてあるので、
それを慎重にめくりながら、少し廻して手前に引くような感じで外します。

大柄な部品ですが、材質はPP+EPDMなので結構柔軟です。


これが外気導入部の開口部。
真ん中にあるのが、内部循環との切り替え用のフラップです。
このフィルターは、開口部に直接差し込んで固定するようになっています。
ところがこのフィルター、開口部の奥まで差し込むことができません。

同梱の取付説明書には、ベルトを固定しているボルトが干渉する旨ありますが
元々LHDを元に設計してあるようで、ハウジングの右側が当たるため、
少し浮かした状態で固定する形になります。

と、ここまできて、実は一旦取り付けを断念することにしました。

実用的には何ら問題ないとは思うのですが、今ひとつ取り付けがしっくりしないのと、
ハウジング自体を開口部にブチルで固定してしまうため、
再交換時の整備性を考えた結果です。

実際既存のエアーダクトもしっかり固定されている感じではないのですが、
一部レインガーターも兼ねている構造なので、全く外してしまうのも躊躇われました。

実はエアーダクトの中にメッシュが入ってる部分があり、
ここにフィルター材そのものを何らかの方法で貼り付けてしまう方法も検討中です


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