Peugeot's Lab.

※ 作業は自分自身のリスクにおいて行ってください。

バッテリーの交換

最近、どうも燃費が低迷しています。それにクランキングも少し長いような気がします。

以前GolfWagonに乗っていたときは、4年11万Km無交換でしたが、
それは毎日往復100Kmの高速通勤の賜物であり、
最近の週末ドライブだけの使い方とは、全く使い方が違うので、
そろそろ交換時かと考えていたところに、
ネット上で、うちのディーラーも使っているAC Delcoのバッテリーが、
他の通販バッテリーとほぼ同価格で入手できるところを見つけたので、
車検時期も近づいてきたことですし、交換してみることにしました。


バッテリーは注文した翌日、飛脚が運んできました。

丈夫な紙製のアングル材と、箱より一回り大きなベニヤ板を、
保護材として結束してある、なかなか合理的な梱包でした。

ちなみにバッテリーは、ここから購入しました。
http://www.islandrods.com/


荷姿を解いたところ。
運搬中の液漏れ等、全く問題ありませんでした。

箱には、補水不要、24ヵ月または3万Kmの製品保証とあります。
ただ、20-55D自体がMFであり、構造上も補水出来ません。
一説によると、MFは保証期間内は何も問題無いが、
それ以降はメンテナンスが出来ないため、早めの交換したほうがよいとか。

適合車種の一番最初に、“プジョー306”とあります。
ちょっと嬉しかったりして・・・


とりあえず箱から取り出してみました。
最近のバッテリーは取っ手が付いてるのでとっても便利です(^^;。

しかし、重いですね・・・。
実はバッテリー交換で一番辛いのは、本体を持ち上げることらしいです。
腰には充分注意しましょう。


交換作業を始めます。

先ず最初に、安全確保の意味も含め、マイナス(−)端子から外します。
間違ってもプラス(+)は先に外さないでください。


マイナス(−)端子は8mmのボルトで締めてあるので、
レンチを使って緩めます。外す必要はありません。
ただ、うちのはボルトが固くて回りづらかったので、最初だけラチェット使いました。

プラス(+)側のターミナルは、意外と汚れは少なかったですが、
掃除した後、導電グリスを塗っておきます。


マイナス(−)側が外れているのを確認したら、次にプラス(+)側を外します。

マイナス(−)側と違い、プラス(+)側は何の工具を使わずとも、あっさり外れます。
“PULL”って書かれたカバーを上に上げるだけです。

文字通り引っ張るとターミナルが緩みますので、そのまま引き上げます。
固着している場合は、少し左右に揺らしながら引き上げると吉です。

外したターミナルには、カルシウムなどの汚れがこびりついている場合が多いので、
ワイヤーブラシなどで掃除しておきます。

両方の端子を外したら、今度はバッテリー本体を押さえているステーを外します。
これは10mmのボルトで留まってますので、これを外します。
結構長いボルトなので、緩めたら手回しが早いかも知れません。

ステーを外したら、バッテリー本体を引き上げます。
純正装着のFULLMANのL2は、引き上げ用にバンドが付いてますが、
もしバンドや取っ手が無いバッテリーだと最悪です。
(AC Delcoの旧製品Freedomは取っ手が無く、友人のN3の交換で泣きを見ました。)


すべて外し終えた、バッテリーボックスの内部。
やはり結構汚れてます。 こんなときでもない限り、お目にかかることは無いので、
ちょっと掃除してかしいバッテリーを据え付けます。

ホントは外して洗おうとも考えましたが、フューズボックスと一体化してるので、
それはまたの機会にしました・・・


さて、取り付ける前にターミナルに導電グリスを塗りますが、
この導電グリス、名前は聞けどもいったいどこに売ってるのか不明でした。

主治医に訊いても、別のWetタイプの接点復活材を使ってるとのことだったので、
困ったときのGoogle頼みで、検索してみました。
そしたら、滋賀県のメーカーの製品が、
家から目と鼻の先の無線機店で扱ってることが判明。
正に灯台下暗しでした。

ちなみに製品名は、
“PENETOROX(ぺナトロックス)”(注)。
滋賀県草津市の
株式会社ナガラ電子工業の製品です。

(注):現在では“TENAMATE(テナメイト)”という製品名になっています。

先程とは逆に、バッテリーをボックス内に収めます。

大丈夫だとは思いますが、端子の向きに注意してください。
手前がプラス(+)、奥がマイナス(−)です。

バッテリーが収まったら、先にバッテリー押えのステーを固定しますが、
ボルトを締める際は、ステーで固定できる程度の締め方でOKです。
バッテリーボックス自体の経年変化が始まっている場合、
締め過ぎると、ボックスを割ってしまう場合もあります。
(友人のN3でやっちゃいました・・・(^^;ゴメンネ)


取り付ける時は、外すときの逆。つまりプラス(+)側から取り付けます。
その前に、ターミナルにも、バッテリーの端子にも導電グリスを塗っておきます。

プラス(+)側は、外すときに引っ張りあげたターミナルカバーを、
そのまま下げればOKです。

あとは、マイナス(−)側をしっかり確実に取り付ければ完了です。

結局、新車装着のバッテリー、FULMEN L2 400Aは丸3年、44,400km使用しました。


前回の交換から2年、冬場ちょっと弱ったかなと思わせたところに、
ネット上でBOSCHのバッテリーが激安なのを見つけてしまいました。
…例によって、また衝動買いです。

今回選んだのは、BOSCHのPPI−6C。廉価版ながら、性能は必要にして充分です。

AC DelcoのPREMIUM 20−55Dは、結局2年/35,300Km使用しました。


前回の交換から1年半、それでも走行距離は前のバッテリーを超えたので、
再度AC DelcoのPREMIUM 20−55Dを補充電して使ってみたりもしたのですが、
バッテリーの価格が上昇傾向の中、ちょっと弱ってるのかなと思わせたところに、
またしてもネット上でBOSCHのバッテリーが激安なのを見つけてしまいました。
購入先は前のところといっしょ。

今回選んだのは、前回の後継商品のBOSCH PSI−6C。
廉価版ながら、性能は必要にして充分の筈。
ただ、CCA値は600→480(EN)に下がってます。

BOSCHのPPI−6Cは、結局1年半/38,200Km使用しました。


前回の交換から約1年、ちょっとお疲れ気味だったバッテリーを補充電して、
AC DelcoのPREMIUM 20−55Dを再度補充電したのと交互に使ってみたりもしたのですが、
やはり冬場の寒い日など、始動が怪しい日があったりしたので、
あと数年は続くであろう片道50Kmの通勤のためにも、バッテリーを新調することにしました。

かといって同じようなものではつまらないので、
またしてもネットで面白そうなものを探してみた結果、
このL2クラス最大容量/CCA値のを見つけてしまいました。
それがHOPPECKEのpremium 566 101 061。
名前の通り、容量は66Ah/CCA値610A(EN)です。

購入先など、今回購入時のあれこれは、ここ

BOSCHのPSI−6Cは、結局延べ1年強/32,800Km使用しました。

BackBBSContents