Peugeot's Lab.

※ 作業は自分自身のリスクにおいて行ってください。

ヘッドライトのバルブ交換

以前からの懸案事案であった、ヘッドライトのバルブ交換をしました。
バルブをメーカーから直接取り寄せたのが、去年の秋なので、半年ほど放置プレイになっていました(^^;

言い訳なのですが、私はバルブの色味が揃ってないと嫌な方でして、
できればフォグランプも含めて、交換したかったのです。
がしかし、うちと同じ、N5の丸フォグ装着車は、かなりバルブ交換が面倒な構造になってるので、
それがネックとなって、今日に至ったわけです。
なにしろ、彼の地の純正装着品は滅多に切れないので、交換の必要に迫られなかったのも事実です。
ただ、切れないうちに、当初の装着品をスペアにしたかっただけなのです。

経験者には分かると思いますが、ヘッドライトのバルブ交換なんぞは、
玉が切れるかもしれないことを前提に設計して有るので、
案ずるより生むが易しで、誰にでも簡単に出来ます。いや、出来ないと困るのです。

ということで、今回の交換はHi/Lo両方とも、計4灯換えましたが、それでも10分程で交換できます。


今回装着したのはこれ、PHILIPSのVisionPlusです。
http://www.lighting.philips.co.jp/jp/-/Portal?xml=catalogue/automotive_family&fldr_id=4626&tab=details
同社は、私が一番信頼を置いているメーカーで、
経験上、耐久性は飛びぬけて高い次元にあると思います。

ただ、このVisionPlus、セールス的に目立つものが無いので、
売る側としては、売り難い製品だと思いますが、
今の同社のラインナップの中では、私的に一押しのバルブです。


左側にユニットから作業します。
(別にどちらからでも構いませんが・・・)

先ず最初に、ライトユニットの裏蓋を外します。
裏蓋を、反時計方向(左回し)に少し回せば緩みます。


裏蓋を外した状態。
フォグランプと違って、簡単にアクセスできます。


今回は、4灯とも交換してしまいますが、
裏蓋を開けて、手前にあるのがLo側、奥まっているのがHi側になります。

先ず手前のLo側から。
バルブ端子に挿さっているカプラ(コネクタ)を外します。
ちゃんと挿さっていれば、そんなに力を入れなくても外せます。

次にバネを上部の留め具から外し、バルブを引き抜きます。

あとは、全く逆の順序で組み付ければ装着できますが、
くれぐれも装着時に、バルブのガラス部分に素手で触らないように注意してください。

当然の事ながら、バルブは点灯時に高温になりますが、
その際、手の脂や汚れが焼結し、バルブ破損の原因になります。
また、コードの挟み込みにも注意が必要です。

バルブが挿さったら、バネを留め具の爪に引っ掛けます。
ここで、カプラを挿す前に端子部を揺すってみましょう。
きちんと留まってればグラグラしないはずです。
大丈夫なら、カプラを挿して終了です。


今度はHi側、ちょっと奥まっているのですが、
それでもスペース的には全く問題はありません。

ちょっと見辛いですが、構造は同じなので、
これもLo側と同様に作業します。

交換し終わったら、裏蓋を嵌め、そして時計方向にまわして閉めます。


次に右側のユニットですが、別に左側と変わりません。

ただ、裏蓋のところに、ラジエターのドレンホースが有るので、
(車体下に流しているだけで、どこにも繋がってません)適当なところに動かします。

※ 作業後は、元の場所に戻すのを忘れないよう注意してください!


裏蓋開けたら、左側と全く同様に作業します。
ちょっと左に比べ、作業スペースが狭いかもしれません。

作業が終了したら、裏蓋がちゃんと両方閉まっているか、
ラジエターのドレンホースがちゃんと元に戻ってるか、
工具の置き忘れが無いかチェックして作業終了です。


取り付けが終わったら、確認の意味も込めて点灯テストをします。

その際、クルマを平らなところにおいて、光軸がずれていないか確認します。
基本的には、バルブの抜き差しだけなので、ズレない筈ですが、
どうしても座金の微妙な当たり方でズレる場合もあります。
そんな場合、取り付けを再度確認し、調整しますが、
それでもどうしても合わないときは、ユニット側で光軸調整をします。

上下はユニットのフェンダー側、レベルレギュレータ上のネジを調整します。
メンバー上から+(プラス)ドライバーで調整できるよう穴が開いてます。
左右は、ユニットのエンジン側にあるネジで調整可能ですが、
極力触らない方がベターだとは、BLメカニックの弁です。

写真は左側のユニットですが、左右とも同じ構造です。



以前、国産最大手メーカーのディーラーで、1年点検が完了して納車されたクルマのヘッドライトが点かない!
といった経験をしたことがあります。原因はハーネスの繋ぎ忘れでしたが・・・
ヘッドライトは重要な保安部品ですので、確認することは肝要です。

あと、同じ306仲間のMzさんのサイトでも、ヘッドライトの交換方法をUPしてます。
http://www.tees.ne.jp/~mochi/headbulb.htm
こちらも参考にしてみてください。役立つこと請け合いです。


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