306のリアワイパー、以前は軸の基台部にウィンドウウォッシャーノズルがある、BOSCH製のアームを使っていましたが、
古くなるとノズルが詰まるということが日常茶飯事でした。
N5の後期型からは、それまでのとは違って、ウィンドウウォッシャーノズルがリアハッチ上部に別体で移動。
デザインも考慮してか、アームもブレードもValeo製の樹脂フレームのものに変わりました。
見栄えもすっきりしていて良いのですが、欠点は汎用性。
吊るしのブレードでは、構造が違うため、全く装着できません。
また、このValeoのゴムってのは、全く日本の気候に合わないのか、半年もすると千切れてきます。
この形状のワイパーは、これまではゴムだけのリフィルの設定がなかったため、
ディーラーでブレード毎購入していました。
価格的には、相対的に安価に抑えられてはいたのですが、なにせこのご時世。
だんだん増えるブレードのフレームが勿体ない気になってきました。
とはいっても、いろいろ裏技はあるもので、これまでもそれを駆使してきたわけですが、
今回、交換用のゴムが比較的安定的に市場に出てきているので、今回はそのうちの1つを使ってみることにしました。
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![](BOSCH_Aerotwin_6954.jpg) |
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ということで、リアのワイパーです。
デザインは良いのですが・・・
構造的には、バーティブラの代わりに、プラスチックのレールを使用。
同一構造のリフィルは、CHAMPIONブランド(FEDERAL MOGUL社)のがそうでしたが、
最近では市場で見かけません。
そのレールを取り外すと、
BOSCHのバーティブラ(テンションストリップ)が1本のリフィルが使えたので、
これまでは、BOSCHのリフィルを使用していました。
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![](NWB_R0011550.jpg) |
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最近では、この樹脂フレームのワイパーも増えてきているので、
アフターマーケットでも入手はし易くなっています。
一番入手が簡単なのは、PIAAの製品だと思いますが、
(400mmであれば、5Dという品番のもの)
しかし、個人的な嗜好から、今回使用したのはこれ。
NWB(日本ワイパーブレード)社のTN40Gという品番のもの。
今回は、豊田通商系の量販店“Jms(ジェームス)”で購入です。
両者の大きな違いは、リフィルをブレードにロックするかどうかという構造。
PIAAのは、バーティブラがコの字の構造で左右繋がっていて、
そのバーティブラに爪があり、ブレードのヨーク爪に引っ掛かります。
一方、NWBのはValeoのオリジナルと同様に、ヨーク爪の間で自由に動きます。
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![](NWB_R0011549.jpg) |
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![](NWB_R0011551.jpg) |
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ブレードは、作業の都合上一旦取り外しました。
もちろん、クルマについたままでも充分作業できる内容です。
元々付いていたリフィルは、
先端のヨーク爪の手前まで縮めるようにして浮かせば引き抜ける筈です。
プラフレームに破損等ないか確認したら作業開始です。
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![](NWB_R0011554.jpg) |
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まずは片側のバーティブラストッパーを外します。
一度に両方外すと、そのままバーティブラ自体がリフィルから外れてしまいますので、
あくまでも片方だけです。
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![](NWB_R0011555.jpg) |
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ストッパーを片方だけ外したら、
先端のヨーク爪を飛ばして、2番目から滑り込ませます。
ちゃんと爪がゴムの同じ溝に嵌っているか注意が必要です。
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![](NWB_R0011556.jpg) |
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通し終えたら、まずは片側いっぱいまで押し込みます。
本来はバーティブラストッパーは装着時点で取り外すのですが、
今回は敢えてそのままにしてみました。
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![](NWB_R0011557.jpg) |
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この時点では、まだ反対側のヨーク爪には嵌っていないはずなので、
ゴムを縮めて、端のヨーク爪に通せば完了です。これだけ。
ちゃんとリフィルの動きがスムースかは要確認ですが(^^;
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![](NWB_R0011559.jpg) |
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あとは、U字フックにパチンというまで差し込めは作業終了です。
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