Peugeot's Lab.

※ 作業は自分自身のリスクにおいて行ってください。

フェイスプレートの脱着

エアコンパネルの照明が片方切れてしまいました。
さすがにもう少しで10万Kmのクルマなので、当然あって然るべきことなのですが、
問題はその部品と、交換方法。

時計のユニットと違い、エアコンパネルにアクセスするには、インパネのフェイスプレートを完全に外す必要があります。
ところが、ご丁寧にもオーディオユニットの裏側からナット留めしてある構造で、
外すにはオーディオユニット自体を固定するフレームごと外す必要があるわけです。

しかし、球切れをそのままにしておく訳にも行かず、重い腰をあげることにしました。

※エアコンパネルの照明の交換方法は別ページに。


まず時計側のフェイスプレートを外します。

これは金具で嵌め込んであるだけなので、
枠の隙間に不要のクレジットカード等を差し込み、少し抉れば浮いてきます。


次に時計のユニットを外します。

これは左右をトルクスのタッピングで固定してあるので、
T−20のドライバーで外し、引っ張り出します。


コネクタを外し、引っ張り出すとこのような感じです。

時計の照明交換なら、時計ユニット裏の丸いところに球が刺さっているので、
90℃捻れば外すことが出来ます。

(尤も、私は指が入りませんでした…)


今度はオーディオユニットを外します。

まず飾り枠を外しますが、
GMD−237の飾り枠はかなり精度良く取り付けられているので、
取説のように冶具を使って取り外すことは困難かと思います。
(結局、薄い磁気カードの類を隙間に差し込んで爪を外しました)




飾り枠が外せたら、今度は本体を引き抜きます。

GMD−237の場合、本体は爪で引っかかってますので、
引き抜くには付属の特殊金具(SST)が必要です。
それを差し込んで引っぱれば、本体は抜き出せます。


最後に取り付け金具自体を取り外します。

フレームは爪を曲げて留めてあるだけなので、
小さめのマイナス(−)ドライバーを使って、曲げ戻してやります。

戻したら、あとは引き抜くのみです。
この際に配線を傷つけないよう、くれぐれも注意します。

ここからが最後の関門です。

パネルはオーディオ裏の左右に8mmのボルトで留められています。
これを緩めて外すのですが、
なにしろアクセスできるスペースは1DINサイズしかありません。

私は、オープンのレンチでシコシコ回しましたが、
極少のラチェットがあれば便利かと。

ここで一番気をつけなければいけないのは、このナットを落とさないこと。
落としたが最後、手の届かないところに入り込んでしまいます。


で、これがそのナット。
ワッシャー部は固定されてますが、自由に回ります。


最後に時計横のタッピングビスを外します。これもT−20です。
ただ、ここで注意が必要なのは、時計を取り付けているタッピングネジと区別しておくこと。
一見同じように見えますが、実はサイズが違います。
(私はこの罠に嵌りました…)


ナットやタッピングビスを外したら、フェイスパネルをゆっくり引き抜きます。
あとは、一番下のデフォッガーやハザード、シガーソケットのコネクタを外すと、
パネルが取り外せます。


外したフェイスパネルの裏側はこんな感じです。
オーディオ横のボルト2ヶ所と、エアコンパネルのクリップ2ヶ所、
それに時計横のタッピング2ヶ所の計6ヶ所で固定されています。



組み付けは、取り外しの逆の順序で行います。
注意すべき点は、オーディオ横のボルト、エアコンパネルの部分のクリップ、時計横のタッピング穴の相関関係を考えて、
上から順番に組みつけていけば問題ないかと思います。

ただ、オーディオ横のナットを締める際には、絶対に下に落とすことの無い様、くれぐれも細心の注意を払うことが肝要かと。
落としたが最後、絶対手は届きません…。


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